こんにちは。営業の横山でございます。
先日、父の退職祝いに桑名市多度の料亭「大黒屋」に行ってまいりました。
「大黒屋」は江戸時代から300年近くつづく鯉料理の老舗。
過去には秋篠宮殿下や大隈重信なども訪れたほど、由緒あるお店なんだそうです。
普段は居酒屋とラーメン屋に入り浸っている私はちょっと緊張してしまいました……。
お料理はもちろん鯉料理。
ディナーのフルコースをいただいてきました。
鯉を食べるのは人生で初めて。
泥臭そうなイメージを持っていたのですが、一口食べてびっくり。
まったくクセがなく上品なお味でした。
洗い、焼き物、煮物、卵の煮物、うろこのから揚げ、南蛮漬け、あんかけ等々、頭からしっぽの先まで鯉を余すところなく堪能しました。
どれも大変美味でしたがとくに印象深かったのは名物の「鯉こく」。
西京味噌で仕立てたおつゆは鯉だけをつかってお出汁をとるそうで、シンプルな見た目に反してとてもコク深い、濃厚な味わいでした。
お料理ももちろんながら江戸時代中期から現存する古き良き日本家屋と広大な庭園もとても素敵でした。
ゆったりとした雰囲気の中、思い出話にも花が咲き、とても素敵な時間を過ごせました。
父上、35年間、本当にお疲れ様でございました。
これからはのんびりゆっくり、自分の好きなことを楽しんでね。